Facebook広告/リード獲得に特化!リード獲得広告とは?

Web広告は、見込み客(以下リード)の獲得を行うことを得意としています。

今回は、そのリードの獲得に特化した配信メニューであるリード獲得広告をご紹介したいと思います。

  • リードの獲得数を増やしたい
  • リード獲得のためのCPAがあがってきたため削減したい
  • リードを獲得するための手段を探している

このようなお考えをお持ちの方には参考になる内容かと思いますので、ぜひご覧くださいませ。

目次

  1. リード獲得広告とは
  2. リード獲得広告のメリット
    • ユーザーの負担を軽減できる
    • 入力フォームのテスト(EFO)ができる
    • CRMツールへ連携ができる
  3. リード獲得広告の注意点
    • プライバシーポリシーを作成する必要がある
    • リードの質は低い
    • モバイルへの配信しかできない
  4. まとめ

1.リード獲得広告とは

リード獲得広告とは、Facebook上で直接フォーム入力を促すことができるFacebook広告の配信メニューの1つになります。(Facebook広告であるためInstagramにも対応しています)

直接フォーム入力を促すことができるとはどういうことかと思われる方もいらっしゃるかと思います。

例えば、リスティング広告や他のディスプレイ広告では、広告が表示されユーザーがその広告をクリックするとランディングページへ遷移し、問合せフォームを開きフォームへ情報を入力・送信を行います。しかし、このリード獲得広告は、広告をクリックするとランディングページは表示されず、フォーム入力の画面が出現し、そのまま入力・送信ができるというものになります。更に、このフォームにはFacebook上で登録している情報が自動で入力され、入力の手間がかかりません。

ランディングページを必要としないため、ランディングページへ流入するものの入力フォームへ到達する割合が少ない場合やレスポンシブ対応していないページしか用意がなく、モバイル端末への配信がうまくいかない、そもそもランディングページを持っていないという場合でも配信を行うことができるというのも大きな特徴です。

リード獲得広告でよくある配信方法は、パンフレットや資料をPDF化し、それをダウンロードしてもらう際にリード情報を入力してもらうといったものです。もちろん資料ダウンロード以外にも問合せやメルマガ登録といったコンバージョンポイントを設けることもできます。

2.リード獲得広告のメリット

このような特徴を持つリード獲得広告ですが、活用することによるメリットには主に3つあげられます。その3つを順に説明していきます。

◆ユーザーの負担を軽減できる

リード獲得広告は、広告をクリックするとフォーム入力画面が現れ、このフォームにFacebook上登録している情報が自動的に入力されるということは先に述べました。

つまり、最短で広告をクリック、フォーム送信という2クリックでコンバージョンまでいくことが可能となります。

通常の広告ではランディングページへ移動し、そこから入力フォーム画面へ移動し、そこでそれぞれの項目を入力といったことを行わなければなりませんが、リード獲得広告ではその必要はないため、ユーザーの負担を大きく軽減することが可能となります。

広告文やバナー画像で興味を引けているユーザーに対しては、手間を取らせることなく最短でコンバージョンポイントへ誘導できるため、入力フォームでの離脱率が高くなってしまっているといった課題点をお持ちの場合には有効的な解決策となることが考えられます。

また、既に登録されている情報が自動で入力されるため、入力ミスの防止にも繋がります。モバイルの小さい画面で文字を入力する際に入力する文字を間違えてしまう、誤動作で1つ前のページに戻ってしまい入力する気が失せてしまいコンバージョンに至らなかったということも防げるため、こういった観点からもコンバージョンに至る確率が高くなることが考えられます。

◆入力フォームのテスト(EFO)ができる

EFOとは、Entry Form Optimisation(入力フォーム最適化)の略であり、入力フォームからコンバージョンへ至る確率をあげる取り組みのことを言います。

ランディングページがあるような場合であれば、修正・アップロードといった手間がかかってしまい、頻繁に行うことが難しいケースが多いです。しかし、リード獲得広告の場合、広告を作成する際にフォームの項目を修正することができ、すぐに反映することができます。

この特徴を活かすことで、項目数の増減といったA/Bテストを行うことができます。

リード獲得広告で試して、効果の良かった入力項目や項目数といったものをランディングページの入力フォームに反映させることができれば、リード獲得広告以外での広告効果があがることも期待できます。

◆CRMツールへ連携ができる

リード獲得広告は、CRMツールへ連携することができます。リードは、獲得して終わりではありません。リードを獲得した後、適切なフォローを行い成約や購入といった具体的なアクションに結びつけていくことが重要となります。

⇒リードナーチャリングに関してはこちらも参照ください

マーケティング/リードジェネレーションとリードナーチャリング

CRMを利用していなかったとしてもcsvの形式でリード情報をダウンロード・管理することはできますが、CRMを利用している場合であれば連携することでリード情報が自動で入力されるようになるため、登録・管理のための工数を削減しつつも適切なアプローチを行えることが可能となります。

CRMを活用している場合には、連携できるCRMかどうか確認し、連携できるようであれば活用していきたい機能です。

3.リード獲得広告の注意点

リードを効率的に獲得できるリード獲得広告ですが、活用するうえで注意しておかなければならない点もあります。ここでは、主な注意点として3つ取り上げます。

◆プライバシーポリシーを作成する必要がある

ランディングページを必要としないリード獲得広告ではありますが、プライバシーポリシーページは必要となります。これは、広告用に用意するものではなく、コーポレートサイト等にある場合はそのページを指定してあげれば問題ありません。

このプライバシーポリシーのページがない場合には、リード獲得広告を利用することができないため、新たに作成する必要があるということは抑えておきましょう。

◆リードの質は低い

フォームの入力負担を軽減し、コンバージョンへ至る確率をあげることができるリード獲得広告ですが、一方でリードの質は下げる傾向にあります。

やはり、ランディングページに遷移し、ランディングページを読み込んだ後にコンバージョンしたユーザーとそうではないユーザーと比べると後者のほうが質としては下がることはイメージしやすいかと思います。

しかし、メリットのところでも説明しましたが、CRM等を活用しリードを獲得した後のフォローをしっかり行っていけば成約や購入に至る確率をあげていくこともできます。

また、リードの質が低くなる傾向があったとしても、リードの数がまったくあがっていかないというような状況であれば現状を変える一手になることもありうるため、広告効果をあげていきたいが打ち手に困っているというような場合には実施してみることをおすすめします。

◆モバイルへの配信しかできない

リードを獲得しやすいという大きなメリットはあるものの、配信できるデバイスがモバイルに限定されています。

Facebookの媒体特性上、ビジネスユーザーに対して配信することを得意としており、またリード獲得というとBtoB向きの商品・サービスの配信というイメージを持つ方も多いかと思いますが、そのような商品・サービスと相性が良いとされるPCへの配信にはリード獲得広告を利用することができません

しかし全くリードの獲得が行えないということではありません。モバイルへの配信しか行うことはできませんが、、Facebook広告の強みにターゲティング精度の高さがあります。このターゲティングをしっかり設定してあげることにより、モバイルへの配信であったとしても効果を上げていけることが期待できます。

事実、弊社でもBtoB向きの商品・サービスでリード獲得広告を実施した実績はありますが、そのときにもリードの獲得自体は行うことができておりますので、実施する価値はあるといえます。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、リードの獲得を効率的に行えるFacebook広告のリード獲得広告についてご紹介しました。

フォームでの離脱が多くなってしまっている、リードを獲得するためのコストを削減したい、ランディングページは持っていないがWeb広告を実施したいというような場合であればおすすめの配信メニューとなりますのでぜひ活用してみてください。

弊社では、Facebook広告はもちろん、その他の運用型広告におけるご相談を承っております。コンバージョン数をあげたい、コンバージョン単価を下げたい等、課題やお悩みのお持ちの方はお気軽にご相談下さいませ。