思わずクリックしたくなる!リスティング広告で効果のある広告文を作成するコツ

検索結果にリスティング広告が表示されたとき、あなたはどうしますか?

自分が求めている商品やサービスであればとりあえずその広告をクリックしてみる、という方が多いと思います。では、その「自分が求めているもの」であるということは、どこで判断しているのでしょうか?

「検索結果の一番上に表示されていたから」

「商品(サービス)が自分の探しているものに似ていたから」

など、さまざまな理由が考えられると思います。

多くの方は、検索結果に表示された広告文を読んで、クリックするかしないかを判断しているのではないでしょうか。

つまり、タイトルと説明文は広告をクリックするかしないかの判断材料となり、ユーザーが興味を持ってくれればその広告はクリックされ、効果につながりやすくなるということです。逆にユーザーの興味を引くことができないと、クリックされず効果にはつながりません。広告文もコンバージョンを効果的に獲得するうえで重要な要素の一つです。

しかし、そんな広告文を考えることが苦手な方もいるのではないでしょうか。

今回は、そんな方々のために効果の高い広告文を書くコツをお話していきたいと思います。現在リスティング広告を配信している方も、これから配信しようかなと考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】

1. リスティング広告を作成する際に準備する必要があるもの

2. リスティング広告で効果の高い広告文を作成するコツ

3.広告文を作成するうえで注意すべきこと

4.まとめ

1.リスティング広告を作成する際に準備する必要があるもの

そもそもリスティング広告とは、検索エンジンの検索結果に表示される広告のことで、拡張テキスト広告とレスポンシブ広告の2種類があります。拡張広告は、タイトルが3個、説明文が2個まで登録できます。レスポンシブ広告は、広告枠に合わせて広告のサイズや表示形式、フォーマットが自動調整される広告のことです。タイトルは15個、説明文は4個まで登録できます。拡張広告は今後入稿できなくなり、レスポンシブ広告のみが利用可能となりますのでご注意ください。

また、リスティング広告には作成する際にあらかじめ準備するものがあります。その3点についてレスポンシブ広告に沿って説明していきたいと思います。

◆タイトル

商品やサービスをアピールするために広告に掲載する文章です。レスポンシブ広告では、広告内で表示させたい場所や順番も自由に設定することができます。設定する数は任意となりますが、すべて埋めることでより効果が上がりますので、15個まで設定したほうが良いといえるでしょう。また、半角30文字、全角15文字までと文字数が決められています。1文字でも超過すると入稿できませんので注意する必要があります。

◆説明文

タイトルより商品やサービスを詳しく説明するために広告に掲載する文章です。タイトル同様、広告内で表示させたい場所も自由に設定することができます。また、説明文に関しても、効果を上げるために4個まで設定したほうが良いです。文字数は半角90文字、全角45文字までと決められておりますので、こちらも超過しないように注意する必要があります。

◆URL

URLは、その広告のリンク先となるランディングページになります。また、ランディングページは公開された状態になっている必要があります。そのため、リスティング広告は公開後に入稿するようにしてください。

2. リスティング広告で効果の高い広告文を作成するコツ

ユーザーに広告をクリックしてもらうためには、ユーザーの興味を引くような広告文を設定する必要があります。では、どのような広告文が効果的なのかを説明していきたいと思います。効果が得られる広告文を作成するために、以下に重要な4点をまとめました。

◆タイトルにキーワードを入れる

タイトルには登録してあるキーワードを1つ以上入れることをオススメします。ユーザーは広告文を見るとき、説明文までじっくり読む方は少ないと思います。そのため、説明文よりも目立つタイトルにキーワードを入れることで、よりユーザーの目に留まりやすくなります。ユーザーの目に留まりやすくすることでクリック率も向上します。

さらに、キーワードをタイトルに入れることで、ユーザーが探している情報と広告との関連性をアピールでき、広告の品質を示す「品質スコア」を算出する要素の一つである「広告の関連性」を高めることもできます。その結果、広告の掲載順位を上位にあげることもできます。

キーワードは特に、タイトルの前半に入れることを推奨します。場合によっては表示されないタイトルもあるため、確実にユーザーの目に留まるようにするためです。

また、動的コンテンツを広告に直接追加する広告カスタマイザという機能もあります。この機能を使用すると、ターゲットユーザーに合わせて広告が表示されるときに動的に広告文を切り替えることができます。その他にも、広告表示につながったキーワードが、広告に自動的に追加されるキーワード挿入機能もあります。このような機能も併せて活用することで。より効果を高めることができますので、参考にしてみてください。

◆価格、特典、限定サービスを記載する

価格や特典、限定を訴求することでユーザーの目に留まりやすくなり、より効果的になります。「会員入会で特典あり」や「初回限定購入で5,000円OFF」などの広告文を入れ、ユーザーから選ばれる理由をつくることで、クリック率が上昇します。特に、キャンペーンやセールなどの「期間限定」のような限定訴求は、とても効果的なので積極的に訴求することをおすすめします。

◆ユーザーの行動を促す文を入れる

「今すぐ購入」や「申し込む」など、商品やサービスに合ったユーザーの行動を促す文章を入れるのも効果的です。広告文を通して行動喚起をすることでユーザーの興味を引き、クリック率を高めることができます。広告をクリックしてもらうには、ユーザーが広告を見たときにクリックしたくなるような訴求を文面に加えることも重要なコツの1つです。ユーザーの行動を促す文を入れることで、広告をクリックした後の行動をユーザー自身がイメージしやすくなるため、より効果が高まります。

◆具体的な数字を入れる

数字を入れることも効果的です。特に、具体的な数字を入れることで、よりユーザーに伝わりやすくなります。商品の購入において価格は一つの基準になります。例えば「MAX40%OFF」のような文を入れることでユーザーの興味を引くことができ、よりクリック率を高めることができます。クリック後のランディングページに記載されている価格や割引率などの数値を広告文に入れることで、情報の信頼度が高まり、商品やサービスの購入などのコンバージョンにつながってコンバージョン率を上昇させることも可能になります。

3. 広告文を作成するうえで注意すべきこと

これまで、効果の高い広告文を作成するコツをお伝えしてきましたが、広告には媒体ごとに基準が設けられています。その基準を順守していないと審査を通過できず、広告を配信すること自体ができなくなってしまいます。あらかじめ、各媒体の広告ポリシーや広告掲載基準を確認し、規定に従った広告をスムーズに入稿できるようにしておきましょう。特に気を付けるべきポイントを以下に説明したいと思います。

◆医療や薬事系の規制違反

「飲むだけで痩せる!」などの医療や薬事系の広告文は審査が厳しいため、気を付ける必要があります。

◆誇張表現の使用

「世界一」などの根拠のない表現は使用しないことがベストです。もし使用する場合は、ランディングページにその証明となる情報を記載する必要があります。

◆使用できない記号

媒体によって、使用できる記号は異なっていますので注意してください。

◆文字数の制限

タイトルが半角30文字(全角15文字)、説明文が半角90文字(全角45文字)と決められていますので、超過しないように広告文を作成する必要があります。

◆広告文とリンク先のページを一致させる

作成した広告文とランディングページの内容を一致させるようにしましょう。内容に相違があると広告とランディングページの関連性が低くなってしまい、広告の上位表示が難しくなってしまいます。また、整合性が取れていないことで広告の審査が通らない可能性もありますので、注意しましょう。そのため、細かいところまで整合性が取れているかを確認したほうが良いです。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。広告文を作成するといっても、クリエイティビティは必要ありません。コツさえつかめれば、そのルールに当てはめて作成するだけです。

現在、リスティング広告を打ち出している企業は、業界問わず多くいらっしゃいます。その中で他社よりも広告を効率的に表示し、いかに効果が得られるかが重要になっていきます。

ユーザーの興味を引く広告文を作成することで、より効果を得ることができ、他社と一線を画すことができます。現在配信中の広告もこれから新しく入稿する広告も、効果を得られる広告文が設定されているか、この機会に一度見直してみてください。より効率的な広告運用が可能になると思います。広告文を作成する際は、ぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。