Twitter広告の基本:フォロワーターゲティング

今や日本人の9割以上が利用しているソーシャルネットワークサービス(SNS)。

ソーシャルネットワークサービス(SNS)が一般のユーザーの間で普及するにつれ、SNSは企業にとっても重要なマーケティングファクターとなっていることは間違いないでしょう。

SNS広告では、リスティング広告(検索連動型広告)やディスプレイ広告とは違った切り口でユーザーをターゲティングできることがその魅力の1つです。

今回はそんなSNS広告の中でも特徴的なTwitter広告フォロワーターゲティングについてご紹介します。

Twitterでは、Facebookと異なり必ずしも実名でアカウントを登録する必要がありません。また、1度に投稿(ツイート)できる文字数の上限も限られており、他のSNSツールと比べ、気軽に利用ができるツールといえ、利用しているユーザーの質という観点から媒体としての価値を疑問視している企業のマーケティング担当の方も多いかと思います。

しかしながら、Facebookとは違ったユーザー層にリーチできることも確認されており、Twitter広告を活用していくことで、これまでにはリーチできていなかったユーザー層へ情報を届けることが可能になります。

「SNS広告を始めたいと思っているけど何から始めれば良いかわからない・・・」
「Twitterって実名登録じゃないから広告出す意味あるの?」
「とりあえずFacebook広告をやっているから、Twitter広告はいらないでしょ・・・」

なんて考えている方のために、まずはTwitter広告の基本であるフォロワーターゲティングについてまとめさせていただきました。SNS広告は始めているけどTwitter広告はまだ始めていない方や、これからTwitter広告を始めたいと思っている方は是非参考にしていただければと思います。

【目次】

  1. Twitter広告とは
  2. Twitter広告の基本メニュー:フォロワーターゲティング
    • フォロワーターゲティングとは
  3. Twitter広告とFacebook広告の違い
  4. まとめ

①Twitter広告とは

Twitter広告をはじめとしたSNS広告を問わず、広告の出稿を検討する際にまず初めに考えなければならないのが

「どのようなユーザーが利用しているメディア(媒体)なのか」

ということです。

Twitter、日本でのユーザー数は4,500万人になり、最近では検索エンジンとしての1つとして利用するユーザー層も増えており注目されているメディアの1つになります。また、Twitterは10代、20代の若年層が利用するSNSツールとしてのイメージが強いですが、実はアクティブユーザーの約47%は30歳以上のユーザーになります。(※2016年のマクロミルによる調査)

Facebookと比べると確かに若い世代のユーザーが多いですが、依然として年齢層の高いユーザーも利用しており、広告メディアとして期待できるメディアになっています。

②Twitter広告の基本メニュー:フォロワーターゲティング

「Twitterを広告として活用していきたいがどのようにターゲティングをすればよいかわからない・・」

こんな時に、まず始めてみたいのがTwitter広告のフォロワーターゲティングというメニューです。フォロワーターゲティングには、SNS広告ならではのメリットが詰め込まれていますので是非利用してみてください。

◆フォロワーターゲティングとは

フォロワーターゲティングとは、特定のTwitterアカウントをフォローしているユーザーをターゲティングして広告を配信するターゲティング手法になります。

※注意してほしいのは、個別のアカウント(ユーザー)に対しての広告配信はできません。フォロワーターゲティングはあくまでも個別のアカウントのフォロワーに対するターゲティングになります。

SNS広告では、ディスプレイ広告と異なり、自発的なユーザーの行動をターゲティンして広告を配信することができます。

通常、ディスプレイ広告ではユーザーがブラウザ上で閲覧しているサイトの情報をもとにユーザーの興味関心を類推してターゲティングしています。しかし、FacebookやTwitterのSNSツールでは、ユーザー自身が興味を持った情報に対しいいね!フォローなどのアクションをします。

特定のアカウントをフォローしているユーザーは、
そのアカウントが発信する情報にたいして興味関心の高いユーザーであるといえます。

ユーザーが求めている情報をもとにターゲティングができるため、
Twitter広告のフォロワーターゲティングを活用することで、
極めて限定的なユーザーをターゲティングして広告が配信できるようになります。

また、Twitter広告ではフォロワーターゲティングで設定するアカウントを細かく個別に設定することができるのも特徴です。(Facebook広告では個別のアカウントのフォロワーターゲティングは設定できません。)ただし、極めて限定的にターゲティング設定ができるため、フォローしているユーザーの母数が少なすぎると広告の配信量が伸び悩んでしまいますので、アカウントをターゲティングする際はアカウントのフォロワー数にも注意して設定する必要があります。

③Twitter広告とFacebook広告の違い

TwitterはFacebookと違い、実名で登録することを前提としていません。また1度に発信できる文字数が限られているため、気軽なメッセージのやり取りに使われています。そのため、TwitterはFacebookにくらべて「緩いつながり」を持った媒体といえます。

TwitterはFacebookに比べ情報の拡散性が強いのが特徴といえるでしょう。

また、Twitterは検索機能としての側面も持っており、
何か気になる商品があった場合に、他のユーザーがどのような評価をしているのかと検索されていたり、今トレンドとなっているキーワードに関して調べられたりとしています。

こうした、Twitter上でのユーザーの検索行動は
キーワードターゲティングという機能でターゲティングして広告を配信することができます。

このターゲティング機能はFacebook(Instagram)広告やLINE広告にはない機能なので、Twitter広告を活用するメリットともなります。

④まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はSNS広告を代表するメディアの1つ、Twitter広告のフォロワーターゲティングについてご紹介させていただきました。

TwitterはSNSの中でもユーザーの多いメディアであり、Facebookとは違ったユーザー層を抱えています。同じSNS広告として考えられてしまいがちのFacebook広告とTwitter広告を併せて活用していくことでより広範囲なユーザーにアプローチをしていくことが可能です。

まだ、Twitter広告を始めていないという方は、是非その基本的なメニューであるフォロワーターゲティングから始めてみてください。

もし、ターゲティングの考え方がわからない場合はお気軽にご相談いただければと思います。