トリプルメディアとは?わかっているけどなかなか活用できないメディア戦略

ウェブマーケティングを担当されている方ですと、

社内にある資産(コンテンツ)をどのように構築・活用していくのかというメディア戦略について、
日々悩まれているのではないでしょうか。

近年では、そうしたメディア戦略を考えていくうえで《トリプルメディア》という考え方が定着してきており、
それぞれのメディアをどのように活用していくかが、マーケティングの成果を大きく左右する要因になってきています。

「トリプルメディアって聞いたことあるけど何・・・」
「ウェブマーケティングってやることが多すぎて何から手をつければいいの?」
「トリプルメディアは揃っているけど、効果を実感できない・・・」

なんて悩まれている方のために、今回は《トリプルメディア》の基本についてまとめてみました。

是非皆様も、自社のメディア戦略の活用状況などを照らし合わせながら読んでいただければと思います。
今のマーケティングが抱えている課題を発見する手がかりが見つかるかもしれません。

【目次】

  1. トリプルメディアとは
    • オウンドメディア
    • ペイドメディア
    • アーンドメディア
  2. トリプルメディアを活用したマーケティング戦略
  3. まとめ

➀トリプルメディアとは

インターネットの普及にともない、ユーザーへ情報を届けるための媒体(メディア)はどんどんと増え続けています。

従来から存在していた、テレビや新聞といったメディアのほか、
Yahoo!やMSNなどに代表されるポータルサイト
FacebookやTwitterといったソーシャルネットワークツール
ブログや口コミサイトなど、

様々な媒体(メディア)が存在しています。

⇒媒体(メディア)についてもっと詳しく知りたい方はコチラ
メディア・広告媒体とは?まずはその意味から押さえておこう

トリプルメディア》とは、これら数あるメディアを

オウンドメディア
・ペイドメディア
・アーンドメディア

という3つに分類して、それぞれの特徴を活かしながら運用していく考え方になります。

オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアの3つのメディアにはそれぞれが得意とすることがあります。

トリプルメディアを議論していく際は、どれか単一のメディアだけを考えるのではなく、3つのメディアを連携させていくことを主眼に置いて考えていくとよいでしょう。

メディアどうしを連携させることで相乗効果が生まれ、マーケティングの効果を最大化させることが、トリプルメディアの考え方になります。

それではそれぞれのメディアについてみてみましょう。

◆オウンドメディア(Owned Media)

オウンドメディアとは、「自社で所有しているメディア」のことです。

自社のコーポレートサイトやECサイトなど、自社で管理できるメディアがオウンドメディアとなります。
自社で発行しているフリーペーパーなどもオウンドメディアに含まれます。

オウンドメディアでは、自社で発信する情報を自由にユーザーに伝えていくことができます。
コーポレートサイトやメルマガなどでは、自分たちのマーケティング戦略に基づいて活用することができます。

一方で、コーポレートサイトを自然検索で上位表示させるためのSEO対策や、
メールマガジンを配信するためのメルマガ会員の獲得など、
オウンドメディアの構築には比較的に長い期間が必要になります。

ペイドメディアと違い速効性がないので、中長期的な視点で運用していく必要があります。

オウンドメディアは、構築するまでに時間を要しますが、一度構築すれば自社の情報伝達の費用対効果を押し下げることができるようになります。自社のマーケティング戦略上どのようなオウンドメディアが有効なのか、常に意識しながら運用してくことで、その後のマーケティング施策の効果を最大化することができるようになります。

◆ペイドメディア(Paid Media)

ペイドメディアとは、「費用を支払って掲載してもらうメディア」のことです。

ペイドメディアは、主に《広告》のことを指します。
リスティング広告(検索連動型広告)やディスプレイ広告のほか、
Facebook広告やTwitter広告など、SNSツールを使った広告もペイドメディアとして扱われることがあります。

ペイドメディアでは、掲載料を支払えば広告を掲載させることができます。
そのため速効性があり、情報を伝えたいユーザーをターゲティングすることも可能です。

ペイドメディアを活用することで、本来、自社の情報を届けることのできなかったユーザーに対しても情報を伝えることが可能になるため、新規顧客の獲得のためには欠かせないメディアとなります。

その反面、ペイドメディアでは広告の掲載をやめてしまえば情報の提供をすることができません。
速効性はありますが継続性がなく、情報を継続的に伝えていくためには追加の費用が発生してしまいます。
また、伝えていく情報が一方通行になりがちで、伝えられる情報も広告を掲載させるメディアの制限があるため、自分たちの伝えたいように伝えるというわけにはいきません。

ペイドメディアを活用したユーザーを継続的に囲い込むためには、他のメディアと連携させていく必要があります。

◆アーンドメディア(Earned Media)

アーンドメディアとは、「獲得したメディア」のことです。

何を獲得したのかというと、ユーザーからの評価や信頼など第三者による評価を獲得したということです。

主に、FacebookやTwitterなどのSNSツールでのユーザーの「いいね!」や「シェア」のほか、
口コミサイトでの評価など、PRで第三者機関に取り上げられることもアーンドメディアとして考えられます。

アーンドメディアでは、ユーザー同士のコミュニケーションが簡単に行われているため、情報の伝達速度が速く、短期間で多くのユーザーに情報が伝わることがあります。また、企業ではない第三者からの評価であるため、ユーザーの意思決定への影響力が高いのも特徴の1つです。

反面、アーンドメディアでは第三者の評価を自分たちでコントロールすることが出来ないというデメリットもあります。

SNSや口コミサイトなど、ユーザーの評価や投稿などによって構成されているメディアはCGM(Consumer Generated Media)とも呼ばれ、ユーザーの意思決定への影響力の強さから、マーケティング戦略上無視できないものとなっています。

②トリプルメディアを活用したマーケティング戦略

トリプルメディアは、それぞれのアカウントを用意して公開したら終わりというものではありません。
トリプルメディアを活用していく場合は、それぞれのメディアの連携を意識してマーケティング戦略を考えていく必要があります。

それぞれのメディアには、得意とすることと不得意なことがありますので、これらを理解しうまく組み合わせていくことにより、互いの施策に相乗効果をもたらすことができます。

トリプルメディアのすべてを1度にマーケティング施策の中に取り組んでいこうとすると、大量の工数と費用が掛かってしまいます。
短期間ですべてを整えられることに越したことはありませんが、トリプルメディアの考え方では、
短期間で構築することよりも長期間運用し続けられることの方が重要になります。

トリプルメディアの考え方をマーケティング施策に落とし込んでいく場合、
新たな取り組みを増やすのではなく、
既存のマーケティングリソースを活用しながら、
相互連携を強められるように施策を展開していくことが大切です。

③まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は近年、ウェブマーケティングを進めていく際に重要となっている《トリプルメディア》についてまとめさせていただきました。

トリプルメディアを活用しながら戦略を考えていく場合は、
それぞれのメディアの特徴を活かしながら、相互に連携する仕組みを構築していくことが重要です。

1つのメディアのみを突き詰めて改善して効果が出ることもありますが、それぞれのメディアを連携させることで、相乗効果が得られマーケティング施策の効果を最大化させることができ、後々の費用対効果を改善することも期待できます。

トリプルメディアの基本は、「その場限りの施策ではなく、資産の構築」という考え方になります。

トリプルメディアをうまく組み合わせていくことで、マーケティング施策を継続的に改善し、競合よりも有利に展開していくことが可能になります。

効果に結び付かないと短期間で諦めてしまうのではなく、
長期的な運用ができるよう社内の体制などを整えていく必要があるといえるでしょう。

トリプルメディアを活用したマーケティング施策にお困りの際は是非ご相談いただければと思います。